「がん」の原因はさまざまですが、大腸がんに関しては、①家族歴、②食事の欧米化が主な原因です。
大腸がんは食生活の欧米化した日本では、男女ともに増加傾向にある病気です。動物性の脂肪は食べて消化する際に発生する物質のなかに発がん物質があり、大腸の粘膜にがんが発生すると考えられています。
大腸がんや大腸ポリープを発見する選択肢は、健診で行う便鮮血反応がまず最初の手がかりとなります。便鮮血陽性で大腸内視鏡(大腸カメラ)をしても、実際に大腸がんがある方は多くはなく、大腸ポリープや痔核(じ)で検査が陽性になっている方が多いです。しかし、大腸がんは検査をすれば、早期発見して治療が出来ます。最新の考え方は、「大腸がんは大腸ポリープが数年かけて癌化する」と考えられています。
体が悲鳴をあげてから検査するのではなく、早めに検査を受けて、未然にがんを予防して行きましょう。
※当院でも7月から大腸内視鏡(大腸カメラ)が始まる予定です。