生サバや生アジの身に潜み、誤って食べてしまうと激しい胃痛を起すアニサキス症ですが、身に大電流を流すことで死滅する技術が開発された、と熊本日日新聞が報じています。
新聞記事によると、
「熊本大産業ナノマテリアル研究所と水産加工のジャパンシーフーズ(福岡市)らの研究グループが、魚介類に寄生するアニサキスを大電流で殺虫する方法を開発したと発表。魚身の鮮度を落とさずに刺し身を安全に食べることができるという。冷凍と加熱によって殺すことができるも、刺し身は冷凍だと品質が劣化し、販売時に「解凍」表示をする必要があり商品価値も下がりこのため水産業界では新たな殺虫方法の開発が待たれていた」
生サバを食べて激しい胃痛で来院され、緊急胃カメラをすると、胃の中にアニサキスを見つけることがよくあります。このような技術が開発され、安心して美味しいサバやアジを生食で食べられるのは、とても素晴らしいです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef6bb9dc8d2c4ff5407e7d496f57bafc5863d896