胃カメラ検査について
経口胃カメラ検査
のどに麻酔をして、マウスピースをくわえていただき、それを通してスコープを挿入していきます。舌の付け根を刺激するため嘔吐反射が起こりやすく、胃カメラ検査が苦手という方のほとんどは、その点が原因となっています。しかし、当院では従来とくらべ細く小さいスコープを使用しており、また挿入の際にも医師が熟練の手技で細心の注意を払って操作しますので、患者様の苦痛は従来の検査よりも格段に低減しています。さらに鎮静剤を使うことで、うとうとと眠っているような状態のままで苦痛を感じずに検査を終えることも可能です。
経鼻胃カメラ検査
鼻の奥に麻酔スプレーをして鼻から極細のスコープを挿入していきます。舌の付け根をスコープが通過せず、刺激し続けることがありませんので、少し辛さを感じるのはのどを通過する一瞬です。また、局所麻酔ですので、検査後の運転などに差し支えないこともメリットの一つです。ただし、鼻の奥が狭くなっている、出血しやすいなど、経鼻検査に向かない場合は、経口検査に切り替えることもあります。
経口内視鏡と経鼻内視鏡の比較
経口内視鏡 | 経鼻内視鏡 | |
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撮影できる画像のイメージ | フルハイビジョンテレビ デジタルカメラ |
ブラウン管テレビ 使い捨てカメラ |
メリット(利点) |
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デメリット(不利点) |
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当院の胃カメラ検査の特徴
特徴1 経験豊富な内視鏡専門医による胃カメラ検査
特徴2 苦痛の少ない鎮静剤を使用した胃カメラ検査
特徴3 経口・経鼻お選び頂けます
当院では、口を通してスコープを挿入する経口検査と鼻を通して挿入する経鼻検査、両方に対応しています。どちらにも向き、不向きがあります。また経鼻検査では鼻の状態がスコープを通せるかどうかによって、全例ご希望通りとはいかない場合もありますが、通常はどちらか患者様のご希望によって選んでいただくことができるようにしております。どちらの検査でも不快感や違和感を軽減した検査を行っておりますのでご安心ください。
特徴4 最新の内視鏡システムを導入
特徴5 リカバリースペース完備
特徴6 胃と大腸の同日検査可能
特徴7 平日は夜8時まで診療
特徴8 土日の診療・検査に対応
平日なかなか時間が取れないという方のために、当院では土曜・日曜ともに18時まで内視鏡検査を受けることができます。土日でも平日と同様、経験豊富な内視鏡専門医が対応いたします。安心してご相談ください。
特徴9 学芸大学駅前徒歩1分で通院に便利な好立地
特徴10 胃カメラ・大腸カメラは24時間WEB予約可能
当院では24時間、専用Webページから内視鏡検査のご予約が出来ます。「内視鏡検査を受けてみたい」と思われたら、すぐにご予約が可能です。(※大腸カメラは検査のために下剤の処方が必要です。検査予約日の5日前には必ず一度ご来院のうえ、下剤のお受け取りをお願いします)
検査で分かる疾患
上部消化管に疾患がある場合でも、軽い胃炎などから重い疾患まで最初の症状はほとんど同じようなものです。そのため、自己判断で市販薬を飲んでその場を凌いでしまう方も多いかもしれません。ちょっとした胸焼け、胃痛などは、重大な疾患のサインかも知れません。隠れているかもしれない疾患を確実に発見できるのは、食道から十二指腸までの粘膜の状態を直接確認できる胃カメラ検査だけです。胃カメラ検査では、早期の胃がんや食道がん、ピロリ菌感染の有無などを代表として、以下のような様々な疾患を発見し、確定診断に結びつけることが可能です。胃がんやその他生活習慣病のリスクが高まってくる40歳を過ぎたら、毎年定期的に胃カメラ検査を受けることをお勧めします。
検査の流れ
Step1 検査前日
21時以降の食物は禁止ですが、飲み物については、お茶、お水など透明で糖分のないものでしっかりと補給してください。
Step2 検査当日の朝
検査当日は朝食を摂らずにご来院ください。胃が空になるまで、少なくとも7時間以上はかかりますので、検査の7時間以内に何か固形物を摂られた場合、検査ができなくなります。薄いお茶や水など、糖分を含まない透明な飲料については制限がありませんが、その他の飲料はお控えください。また普段飲まれているサプリメントなどもお控えください。
検査当日の持ち物
保険証、各種医療証、お薬手帳、検査費用をご持参ください。当日は胃カメラ検査の場合検査着へのお着替えはありません。検査しやすい楽な服装でお越しください。
Step3 来院後
準備が整い次第スタッフが検査室へご案内します。検査室で胃の泡を消すお薬をお飲みいただきます。そのご検査用の寝台に横になっていただき、ご希望の方法にあわせた麻酔を行います。検査自体に要する時間は10分程度です。
なお、鎮静剤を使用することをご希望の方は、当日ご自身での自動車、二輪車、自転車等の運転はお控えいただきます。家族の方に送迎いただくか、公共の交通機関をご利用ください。
Step4 検査後
胃カメラの安全性と注意点
検査を行うにあたっては、細心の注意を払って検査を行います。ごく稀に以下の様な事が起こる場合(偶発症)があります。その場合には、保険診療上での診察であることから、費用を負担して頂くことになります。
- 使用した薬剤によるアレルギーショック・気分不快など:一時的なものがほとんどですが、ごく稀に重篤な状態になる場合があります。以前に使用した薬で具合が悪くなった場合には、必ずお申し出ください。
- 検査に伴う腸閉塞と腸管穿孔(1000万人に1人)
- 検査中の出血・腸管穿孔:観察のみの場合(1万人に4人)、治療中の頻度(1000人に2人)
胃カメラの費用
3割負担 | 1割負担 | |
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観察のみ | 約6,000円 | 約2,000円 |
炎症、ポリープなど 病理組織検査を行った場合 |
約8,000円~12,000円 | 約3,000~4,000円 |
- 急なご予定、体調変化などで、当日の検査が出来ない場合には、分かり次第必ずご連絡ください
- ご不明な点がありましたら、医師、スタッフにお気軽にご相談ください