最新鋭の内視鏡システム「EVIS X1」とは
学芸大駅前内科・内視鏡クリニックでは、消化器内視鏡分野における最先端の技術を駆使したオリンパス社の最新内視鏡システムである「EVIS X1」を導入しています。【NBI(Narrow Band Imaging)】【TXI(Texture and Color Enhancement Imaging)】【RDI(Red Dichromatic Imaging)】【EDOF(Extended Depth of Field)】など新たな時代を切り開くテクノロジーが詰まっており、患者様への負担を最小限に抑えながら、医師がより精度の高い診断と治療を行えるよう設計されています。早期発見・診断を可能にする機能を備え、低侵襲な治療が可能です。
検査効率の向上を目指した新機能が搭載
EVIS X1は、内視鏡による疾患の早期発見・早期診断、低侵襲治療を目指した機能を搭載しています。
- 高画質映像技術:病変をより正確に捉える高解像度映像。
- 直感的な操作性:医師の負担を軽減するスムーズなインターフェース。
- 多彩なモード切り替え:診断・治療を最適化するための柔軟な設定。
また、最新の内視鏡スコープと組み合わせることで、より短時間で精度の高い検査・治療を行えるようになりました。
胃カメラスコープ 「GIF-EZ1500」
GIF-EZ1500は、EVIS X1向けに最適化された胃カメラスコープで、次世代の画像処理技術が組み込まれています。
Dual Focus機能
通常の観察に加え、100倍拡大の近接拡大観察、2段階フォーカスの切り替えがボタン一つで可能になりました。
EDOF(Extended Depth of Field)技術
焦点深度を大幅に向上させ、手前から奥まで鮮明な画像を取得できるようになり、毛細血管や粘膜などの観察では、高精細な画像を取得できます。
操作性の向上
従来と比較し、軽量設計と柔軟性のあるチューブで、快適な検査を実現しました。
胃カメラスコープ 「GIF-1200N」
GIF-1200Nは、特に検査の効率性と患者様の快適さを重視して開発されました。
スリムデザイン
従来よりも細い挿入部で、検査中の負担を軽減します。
高感度画像センサー
低照度環境でも鮮明な画像を取得でき、微細な病変や血管表面もリアルに再現されています。
新機能を搭載して精度の高い検査・診断・治療
早期診断と体への負担を抑えた低侵襲治療
「EVIS X1」は、既存の一部スコープと互換性があるため、これまで使用していた対応スコープを活用しつつ、診断や治療の可能性をさらに広げることができます。
「EVIS X1」の特徴
Extended Depth of Field: EDOF
EDOFは内視鏡用途に最適化された新技術で、EVIS X1に初めて搭載されました。近距離・遠距離の焦点を同時に取り出し、合成する技術で、リアルタイムに消化管の蠕動運動などの微細な動きを鮮明な画像で確認でき、短時間に高精度な検査が可能です。
Red Dichromatic Imaging: RDI
深部組織のコントラストを形成することで、出血部位や血管構造を明確に可視化する画像処理技術です。出血で視界が妨げられる場合でも迅速に止血処置を行うことができ、安全に効率的な検査を行うことができます。
Texture and Color Enhancement Imaging: TXI
表面のテクスチャや色彩のコントラストを強調して映し出すことで、通常では発見が困難な炎症や粘膜の異常の観察が可能になりました。
Narrow Band Imaging: NBI
粘膜表層の毛細血管や微細構造を強調表示する機能です。血液中のヘモグロビンに吸収される特定の波長(415 nmおよび540 nm)の光を照射することで、血管のコントラストだけでなく、粘膜の微細構造をより鮮明に強調表示できます。
粘膜内の血管をより鮮明に表示できることで、早期の微細ながんも見逃さずに発見できます。